歴史散歩 ぶらり長町 ポイント7:一塚古墳跡と二塚古墳跡
国道286号線に面した長町中学校のテニスコートの東側一帯に、かつて直径30mの円墳がありました。この辺りは今ではすっかり削られ、平らな土地になっていて、ここに古墳があったなんてにわかに信じがたく、ちょっと不思議な気もしますが、ここが一塚古墳跡です。
明治39年の調査で秋保石製の家形石棺のほか、中国後漢時代の鳥文鏡や勾玉、小玉など見事な副葬品が出土しました。発掘当時の写真が残っていますが、うれしいことにこれら出土品は、東京上野の国立博物館に収蔵、展示されており、いつでも見ることができます。
二塚古墳は全長約30mの前方後円墳で、長町中学校の裏手にありましたが、こちらも今は住宅地となって古墳は跡形もなく、明治38年に発掘された石棺も、残念ながら全て消失しています。一塚古墳より少し古い6世紀中頃の造営で、大和朝廷の支配をうける前の仙台地方の前方後円墳として注目すべき古墳だそうです。
長町近辺は古墳の宝庫で、兜塚(第3ポイント)や金洗沢古墳、金岡古墳(第25ポイント)(ザ・モール長町の駐車場内)など見ることができます。この地域は大昔から豊かな土地で、強力な豪族がいたことの証です。一塚古墳あとに市の教育委員会がたてた案内板がありますので、ぜひ一度足を止めて説明を読んでみてください。