歴史散歩 ぶらり長町 ポイント3:兜塚
県の武道館の向い、南高校のテニスコート隣のこんもりとした丘が兜塚です。
長い間円墳と思われてきましたが、昭和52年の県の調査で溝の跡からホタテ貝の形をした前方後円墳とわかりました。長町、鹿野には古墳が意外に多く、兜塚は5世紀後半のものだそうです。どんな豪族が埋葬されたのでしょう?
兜塚の名前の由来はいくつかあり、八幡太郎義家が兜をここに納めて戦勝を祈願した説、源頼朝軍と戦いここで戦死した平泉側の大河太郎兼任の首を、敵に渡すまいと家来たちが兜のまま埋めた説、また、仙台城下造営の際、普請役の小人組(こびとぐみ)約130名が反乱を起こし、打ち首となった全員の首をここに埋めたのがコビト塚となり、なまってカブト塚となったという説もあります。昔の地図にも実際にコビト塚の表記が見られます。
過去に塚の一部を崩したりする度に不思議と火事が起こり、ここを掘ると長町にたたりがあるという言い伝えも、こうしたいわれに関連があるからでしょう。
長町歴史クイズラリー(毎年11月3日開催)でのアンケートで、いつも子どもたちに一番人気の兜塚。塚に登ると、以前ここにあった農学校の先生で仙台白菜の生みの親、沼倉吉兵衛の胸像があります。
は柵がめぐらされていますが、北側のゲートボール場の入口から入れますので、長町の歴史文化遺産・兜塚にぜひ一度登って見てください。