5年ほど前に「だんご3兄弟」という歌が大ヒットしました。だんごと掛けた軽快なタンゴのリズムとCMで有名な作者の印象的なアニメを覚えている方も多いと思います。冬休みにTVに登場したものだから、我が子たちも早速覚えて歌っていました。兄弟の性格が「弟おもいの長男、兄さんおもいの三男、自分がいちばん次男」と表現されていたので苦笑。うちの場合は自分がルールだ次男( 末っ子) 、しっかり者の長女(真ん中) になるのでしょうか。同じ家に生まれても、きょうだいの性格は何となく色分けされるものですね。
末っ子というのは愛情を一身に受けるためか、少なくとも親に対しては絶対的な自信を持っているようで、めったなことでは揺るがないものですね。お茶目でのびのびしていて、結構はっきりものを言うので、時々面くらいます。家の中だけならともかく、学校でも同様な状態らしく、冷や汗が出そうです。真ん中の娘は、兄の失敗を横目に親の気持ちを先取りして行動しているようでした。保育園時代から、側転やらこま回しやらをクラスで一番先に覚えて、学童クラブの活動で自転車も一人でがんばって乗れるようになっていました。低学年の頃の口癖は「おかあさん、(わたし)えらい?」。ランドセルの中身を何度も確かめないと落ち着かない状態になった時期もあって、がんばれと言わないことにしています。
さて、長男といえば、初めての子ですから、親の方が力みすぎていて、萎縮させてしまったような気がします。同僚の医師も言っていましたが、下の子も育ててみると、できるものなら、やり直したいという気分になります。親として一から学びながらの子育てですから、食事のことも排泄のしつけもギクシャク。年齢から考えたら要求しても無理なことを期待してしまっていました。そのせいか今でも優柔不断。でも、学童クラブでは低学年の子の面倒見がよくて、ありがたがられ、親の知らない一面に驚かされました。
きょうだいに公平に接するということはなかなか難しいですね。親の立場で愛情を等分しても、子どもたちは不満に思うようです。それぞれに8割の愛情をかける感じでやっと納得してくれるようです。でも、子どもは柔らかい心を持っていて、多少の失敗があってもやり直しの機会を与えてくれるものですね。子どもって本当にやさしいですよ。欲張りかもしれないけれど、「こんど生まれてくるときも 願いはそろって 同じ串」と思ってくれたらうれしいなあ。