急患でーす!


      長町病院小児科 渡辺 瑞香子


 Golden Week? Black Week?

 GWのまっただ中、発熱や喘息発作のお子さんが来院して来ます。去年に比べて多いように思います。今年は特別寒暖の差が激しく、体調を崩しやすいのでしょう。以前に比べて休日が増え、行楽には良いのでしょうが、病院関係者にとってはBlack Weekです。休み明けに患者さんは殺到するし、病気がこじれて重くなっていることが多いからです。


 休日診療

 私の勤務している病院では、特に休日当番医を担当しているわけではないのですが、暦が赤い字の日もポツポツ患者さんが来院します。 患者さんはそれぞれの希望科の医師の診察を受けたいと考えておられる様ですが、残念ながら一私的病院のレベルでは難しい話です。(24時間体制をとるための医師、看護婦、技師などを雇うお金がない)休日時間外の診察は各日当直医に任せられますし、臨時の診療ということで、お薬も一日分程度で処方できる種類も限られます。小児科医が出動するのは、大抵入院が必要だとかより高次の医療機関に紹介が必要だとかの場合です。仙台市の場合、開業医の先生方が交代で休日当番医を担われ、急病診療所もいくつか在って比較的時間外の診療は恵まれている方とは思います


 大人の事情、子供の被害

 お子さんの急な発熱や喘息発作、腹痛や嘔吐などいろいろご心配のことでしょう。ましてお仕事をされている方は保育所からの呼び出し、休暇を取る算段、実家への応援依頼など大変です。週末になると決まって具合が悪くなるお子さんも、中にはいます。医者の使命感として急病の方は時間外でも診察はします。必要と判断すれば検査もします。ただ時々、急患??という例もあって、さすがにこちらも人間ですから不機嫌になることもあります。(何日も前から同じように続く症状とか、薬を休み中に切らしてしまったとか、明日出かけたいとか−熱があるのに)若い頃ならまともに怒りの言葉が口をついて出るところですが、修行の甲斐あって?自分を抑えられる様になったつもりでおります。いろいろ事情はおありだとは思いますが、大人の都合が優先されては一番被害を被るのはお子さんですから、段取りよく、わざわざ時間外の質が低下する可能性のある診療を受けなくても済む様にして下さいね。