子育て雑感
長町病院小児科 渡辺 瑞香子
こんにちは
こんにちは。この度、小児科医からお母さん方への子育てのアドバイスという主旨で連載をお受けすることになりました。私は現在太白区長町3丁目にある長町病院に勤務しております。早いもので、医者になってから16年が過ぎました。さして立派になったわけでもないのに、年をだけはとったような気がします。赤ちゃんの時から見てきた子たちがもう立派な中学生です。患者さんが成長していくのをリアルタイムで見られるのは小児科の醍醐味です。
テレビゲームの功罪
さて、私は家に帰ると3人の子供の母親でもあります。中2の長男、小5の長女、小4の次男となかなかにぎやかです。小児科医なら子育てがうまいなどということはありません。基本的に自分の子供に対しては馬鹿親なのであります。家ではだいたい誰かがゲームを やっていて、怒ったり笑ったり泣いたりしております。夫も私もTVゲームを禁止する方針ではないのですが、時々あまりにうるさいので耐えられなくなって怒ることもあります。概してゲームの時間は長くなりがちですが、3人で適当に分かち合って他のこともしながら遊んでいます。彼らなりにルールがあるようで、のめり込みはしません。私は彼らのおかげで、ゲームの名前だとかキャラクターの名前だとか覚えてしまい、患者さんと話をするのに重宝しています。
子育てから学ぶもの
子育てにも様々なステージがあって、親は1つずつ学んでいくのだと思います。私が今でも大切にしている写真があって、3人が保育園に通っていた頃の送り迎えの様子が分かります。家から保育園まで時間としては大人の足でせいぜい15分。でも地下化する前の仙石線の踏切を渡り、狭い割に交通量の多い道路を通らねばなりませんでした。1人はおぶって、1人はバギーに乗せて、1人は歩かせて。それに3人分の着替えやら洗濯物やらを持って歩いていたので、結構勇ましかったかもしれません。(患者さんには絶対に会いたくなかった)大変だったんでしょうけど、危険を避けて通うのに必死だったことしか覚えていません。
母親現在進行形の私ですが
何のかんの言っても、私を豊かにしてくれた子供たちであり、仕事上も彼らとの毎日の生活がそのまま患者さんへのアドバイスとなっていたと思います。今も思春期を迎えた長男の扱いに苦慮している毎日で、学校のこともいろいろ考えさせられています。母親現在進行形の私ですが、親の悩み、病気のこといろいろなことについて一緒に考えていければうれしいです。